ディフェンダー と BDF

山梨にお住まいの上野さんからメールをいただきました。
上野さんはBDFを入れたディフェンダーにお乗りの方。
ディフェンダーにお乗りでBDFを考えている方にはとても参考になるメールでした。
以下許可をいただいたのでHP用にすこしだけ手を入れて転載します。

--

そろそろディフェンダー(Td5)でのバイオディーゼル燃料を使用した状況を整理してみようかなと思っています。同じディフェンダーを乗っていいる人たちとの情報交換
ができれば、今後バイオディーゼル燃料を使ってみたい人も始めやすくなるでしょう。

初めに私一人の情報でしかありませんので全てのディフェンダーに当てはまるかどうかは、はっきりしない事を前提に情報をお知らせしようと思います。

まず、今私が出した結論としては「BDF100%で走らせるのはかなりのリスクを伴う」ということです。問題箇所がいくつかあって、それを改善するまでは無理をしない方が良さそうです。ただし、BDFを軽油に混合して利用はできそうです。税制上の問題もクリアできそうです。

問題点をあげてみると。
1.燃料フィルターの不具合。
これはBDF導入する場合に一番トラブルになりやすい箇所のようでこまめにチェックする必要があるようです。
コープやまなしのトラックは燃料フィルターがスケルトンになっていてフィルターの状況が外部から確認できるようです。
フィルターの目詰まりが原因ではなくフィルターの接着剤をBDFが溶かしてしまいフィルター自身がドロドロになってしまう、あるいはBDFの製造時の残留したグリセリン
などがフィルターにくっつきドロドロにするようです。
残念ながらランドローバーの純正のフィルターもそうなってしまいました。
現在、フォルクスワーゲン社のフィルターやボッシュのフィルターなどはBDFでも大丈夫な製品を出しているようです。これらに変更すると解決できそうな感じですね。それでも6千キロぐらいをメドに交換するのがいいと書かれてました。

2.燃料ポンプの故障
これもBDF使用時につきもののトラブルの様で、ディフェンダーにもあてはまるものです。
京都市でもかなりの台数の燃料ポンプをすでに交換したそうです。
原因は定かではありませんが、燃料フィルターが詰まっている状態で燃料を送り続ける事により燃料ポンプが壊れるのではないかと言われました。
燃料ポンプの交換はかなりの出費につながるので原因が分からないのは不安です。

3.ゴム類の劣化 
ディフェンダーの場合燃料を供給するレギュレーターのOリングが劣化して燃料漏れを起こしました。
ゴムのホースやパッキング類はヨーロッパではBDF対応のものがあるのでそれに交換すれば問題は無いでしょう。

以上が主立ったトラブル箇所です。
もともとディーゼルエンジンは植物油で走れるエンジンなのですが、長い間軽油を燃料にする事を前提に作られて来たので、燃料がかわるとトラブルが起きるのは仕方ないようで、現在ではBDFを使用する事を前提にしたディーゼルエンジンを製造する方向でヨーロッパでは考えられているようです。
ヨーロッパに市場を持つ以上ランドローバー社もそのような方向に進まざるを得ないでしょう。

でも、やはり現状でBDF使用をあきらめるのはもったいないので、もう少し調べてみました。
ディフェンダーを購入したときの車検証には、燃料の欄に「軽油及びEN590」と書かれていたはずです。このEN590はヨーロッパにおける軽油の品質規格で日本の
JIS企画の様なものですが、このEN590では5%のBDF混合が認められています。EN14214という規格のBDFを混合する事が前提になっていますがこの基準はフェニックスのBDFは数値的には満たしているようです。
ですから、ディフェンダーにも5%まではBDFを入れられる事になります。
5%だけでは、物足りない気がしますがデータでは、ユーロ3の排ガス規制にかかるディーゼル車がEN590を入れると通ったらしく5%でも侮れないほど成果があると言う事です。
個人的には、当面5%混合使用で様子を見ようと思っています。
税制の問題は、間接的に聞いた話では問題なさそうですが、これも確認をしようと思っています。

長々と書きましたが、個人的な経験と見解ですので全てに当てはまるのか、あるいは間違って解釈している所もあるかも知れませんので、その事をふまえて参考にして下さい。
いずれ、BDFでディフェンダーを走らせるツーリングなどが出来るといいなと思っています。
草の根で頑張ります。

--
とのことです。
ディフェンダーをBDFで走らせるには現状ではやっぱりリスクが大きいみたい。
僕も5%の混合から始めてみようかなぁ。

表1 各国のバイオディーゼル燃料利用状況

国名 BDF使用状況、計画 原料油 品質規格
欧州 B100、B20主体:対策済車両
B5以下:一般車両
菜種油主体
ヒマワリ油
EN14214(B100)
EN590(B5)
米国 B20主体:対策済車両
B5以下:一般車両
大豆油主体
菜種油
ASTM D6751-02(B100)
豪州 B5:列車、バスに利用計画 動物油脂
植物油
2003年規格化(B100)
ブラジル B20:列車、市バス
B2:2005年?(B5:?2010)
大豆油
パーム油
ANP255-03(B100)

宮城県のHPからの引用です。いろいろな国で使われているんですね。



Visitor on February 06th 2010

記事を紹介させていただきました。

http://green.ap.teacup.com/biofuel/2679.html

takaki on February 09th 2010

 記事も古いですし書いていることも稚拙でお恥ずかしいのですが、ご参考までにということで。

私は結局BDF使わずじまいです。もう少し普及してくれると使いやすくなりますね。